31. 免許 ・(宅建過去問題)
目次
免許 (令和02年12月問31)
【問31】
宅地建物取引業の免許に関する次の記述のうち、宅地建物取引業法の規定によれば、正しいものはどれか。
- 宅地建物取引業者が、免許を受けてから1年以内に事業を開始せず免許が取り消され、その後5年を経過していない場合は、免許を受けることができない。
- 免許を受けようとしている法人の政令で定める使用人が、破産手続開始の決定を受け、復権を得てから5年を経過していない場合、当該法人は免許を受けることができない。
- 免許権者は、免許に条件を付することができ、免許の更新に当たっても条件を付することができる。
- 宅地建物取引業者の役員の住所に変更があったときは、30日以内に免許権者に変更を届け出なければならない。
正解
3
1・・・誤り
免許を受けてから1年以内に事業を開始しない、または引き続いて1年以上事業を休止することとなった場合は、免許を取り消さなければなりません。しかし、これは、欠格事由ではないので、免許取消後、すぐに免許を受けることはできます。
2・・・誤り
法人の政令使用人が「破産手続開始の決定を受け、復権を得ている」のであれば、既に欠格ではないので、5年を待たずに法人は免許を受けることができます。
3・・・正しい
免許権者は、免許に条件を付することができ、また、免許の更新に当たっても条件を付することができます。
4・・・誤り
宅建業者の役員の「氏名」に変更があったときは、30日以内に免許権者に変更を届け出なければなりません。一方、宅建業者の役員の「住所」に変更があったときは、変更の届出は不要です。